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暗黒時代幕開けの象徴たる判決 [時事/評論]

ホリエモンこと堀江貴文氏に,懲役2年6月の実刑判決が東京地裁であったそうだ。被害者とされている人たちには,単純に喜んでいる考えの浅い人がいるようだが,コトはそんな簡単な問題ではない。これは民事ではなく刑事なのである。人の社会的人権を制限することになるわけだから,然るべき正統な手続きがあって逮捕・拘束するのが筋であり,検察・被告共に事実に基づく主張を行い,それを客観的に検証した上で,論理的かつ合理的な判決を導かなければいけない。今回の一件は,各種報道を総合すると,まずホリエモン潰しとしか考えられない裏の力が発端となっているのは間違いなさそうだし,堀江氏の立件のみに狙いを絞ったと見られる,宮内の懐柔を含めた検察・警察の捜査の過程にも特別な思惑を感じるし,裁判過程における不十分な証拠認定と稚拙なやりとりにも大いに疑問を感じる。要は,端から実刑ありきのシナリオだったとしか考えられない。そうじゃなきゃ,前科のない懲役3年以下で,実刑はまずありえない。

これは本当に恐ろしいことなんだよ。堀江氏を好きとか嫌いとか言う問題ではない。特定の地位にある人間や,行政機関に目をつけられたら,誰でも同じようになりうるということだ。検察や警察がクロだといったら,シロいものもクロくなるということなんだよ。道で職務質問を受けて,任意同行を求められ,「断ったらどうなるかわからないよ?」と脅されているのと同じだ。警察の内部通達に反するにも関わらず,違反を起こしそうな路地に潜んでいて切符を切るのだってそうだ。そういうことがどんどん拡大している。そもそも,些細な軽犯罪を厳密に適用すれば,ほとんど誰でも引っ張れる,という話を聞いたことがある。市民を守るはずの警察に,いつ逮捕されるかとビクビクしながら生きていく世界でいいの? ほんの些細なことで,人生をめちゃくちゃにされてしまうかもしれない世界で本当にいいの? Winnyの作者の罪が問われた,意味不明の判決に引き続いて,世間の注目度が高い裁判でこんな判決を出されては,もう「暗黒時代」はそこまで来ていると思わざるを得ない。一般市民はもっと危機感を持たないと,本当に大変なことになるよ。

自分の直近の損得だけで物事を判断するのは,民事でやってくれ。刑事でやるなら,例え当事者であっても客観性,論理性を貫いて欲しい。司法や行政の側に対してはなおさらである。正義の意味を取り違えてもらっては困る。法治国家においては法が正義の拠り所で,担当する人間の思惑などが入り込むべきではない。所詮地裁の判決だから,という認識程度で判決を出しているなら,地裁なんていらないよ。


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