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錦織くん,ロジャーズ・カップ決勝進出ならず [スポーツ観戦]

モントリオールでのロジャーズ・カップ準決勝。錦織くんは,前夜ナダルに初勝利した喜びも束の間,マリーにボロ負け。第2セットはなんと0-6。TVの解説者は,どこか身体に異変が起きたのではないかとしきりに言っていた。そうだとしたら,来週のシンシナティ,そして続くUS Openに向けて,かなり心配だ。

まぁ,第2セットは故障の影響の可能性はあるけれど,第1セットの動きには問題があるようには見えなかった。しかし,それでもサービスが悪すぎた。1stサービスの確率が低く,2ndサービスでは全くポイントが取れない状況。そして,2ndサービスを狙いすぎて,ダブル・フォルトを連発。結果,自分のサービス・ゲームを1つしか取れないようでは,勝てるはずもない。前夜のナダルが,錦織のリターンを警戒しすぎて,サービスの調子を落としてしまっていたが,それと似たような展開。日曜の朝,楽しみに中継を待っていた身にとっては,あまりにも残念すぎる試合だった。ただ,今年のマリーは,結婚したことによるモティベーション・アップの影響か,極めて強い。ナダルの時と違って,絶対に勝てるという気は,試合前からしていなかったのだけどね。そう言えば,マリーのコーチがビヨルクマンになっていたことを初めて知った。妊婦のモレスモに,ツアー帯同は無理だものね。

いずれにしても,錦織くんの故障(だとしたら)が大したことないと良いのだけれど。


錦織くんの課題 [スポーツ観戦]

久し振りのブログ記事。

2015年のRoland Garros,錦織くんはベスト8まで進んだものの,地元のTsongaにフルセットの末惜しくも敗れて,ベスト4入りはならず。

「惜しくも」? スコアだけ見ればそうかも知れないけど,最初から最後まで観ていた人間にとっては,全くそんな感じはしない。何しろ,最初の2セットは最悪だった。錦織くんが初めて自分のサービス・ゲームをキープできたのは第2セットに入ってからだ。そんな試合,想像できるはずもなかったし,信じられなかった。4回戦の時とはまるで別人。勿論,調子の悪い時は誰にでもあるので,いつ修正できるかが鍵だった。しかし,第2セットに入っても,一向に調子が上がらない。サービスは入らず,ミスも減らない。そして,いきなりブレイク。本当に,このまま何も出来ないまま終わってしまうのかと思った。あの「事故」が起こるまでは。センターコートの観客席の上の方に,強風で煽られた何かの看板が落下したのである。不運なことに負傷者まで出た。この騒ぎで,安全確認のため試合は30分ほど中断。この間,恐らくマイケル・チャン・コーチらと話して自分を取り戻すことが出来たのだろう。再開後の錦織くんは,ほぼいつもの錦織くんに戻っていた。しかし,時既に遅し。セット終盤で,2ブレイク・ダウンを挽回するのはさすがに厳しく,第2セットも落とす。第3,4セットを連取したとはいえ,いくらなんでも,2セット・ダウンからTsongaを逆転するのは至難の業だった。不謹慎ではあるが,看板があと3ゲーム,いやあと2ゲームでも早く落下していたら...。

いやいや,そんなことではダメなのだ。もはや若手とは言えない,TOP 5プレーヤーなら,本来自力で修正できなければいけないのだ。アクシデントがなければ惨敗していた,なんて洒落にもならない。力がないわけではない。実際にアクシデントから実力が発揮できるようになったのだから,そのきっかけをどうするかというだけの問題なのである。その時の状況や環境に委ねるか,自力で突破口を見出すか。今回,錦織くんが自力で修正できなかったことは,端から見ていてショックであった。

思えば,昨年のUSオープンの決勝の時も,似たような状況だったように思う。Cilicは確かに調子が良かったが,錦織くんがいつも通りの実力を出すことができれば,勝てた試合だったはず。以前に比べれば,格段にメンタルが強化された錦織くんだが,こうして自分で自分を追い込んで,抜け出せなってしまうことがあるようだ。本当の力を知っているだけに,コーチ陣も歯がゆいところだろう。

調子を取り戻した後の,ファイナル・セット。あれもまた,錦織くんの別の課題が見えてしまったものだった。第1,2セットに比べれば,動きは悪くない。しかし,ほんの少し,ほんの少しだけ気の緩みが出てしまったのだろうか。第3,4セットで大幅に改善されたファースト・サービスがまた入らなくなる。ダブル・フォールトを犯す。なんてことなさそうなアンフォースト・エラーでポイントを落とす。最初のサービス・ゲームこそ,なんとか凌いだものの,結局先にブレイクを許してしまう。私は,ここにこそ,錦織くんの最大の課題があると考えている。

錦織くんは,このところ,ランキング下位の選手に取りこぼすことがなくなった。それだけの実力差がついてきたことは間違いない。ましてや,錦織くんは世界屈指のリターナーである。下位選手からなんて,いつだってブレイクを奪える。そして実際に,いとも簡単にブレイクを奪って見せるわけだが,一方でそれがサービス・ゲーム・キープへの執念を阻害しているのではないか。事実,下位選手相手でも,錦織くんはあっさりブレイクを許してしまうことが多い。そしてその原因は,半分くらいは自分のミスである。ミスは誰にでもあるし,ブレイクされたことを心理的に引き摺るのはよくないことだ。次の相手のサービスをブレイクすれば良い。ただ,それが行き過ぎてしまって,ブレイクされる前から,ブレイクされても気にすることはない,というメンタリティになっているのだとしたら大問題である。取り返しているのだからいいじゃないか,ということにはならない。何故なら,上位選手相手にも同じメンタリティで臨んでいるように見えるからだ。

負ける試合は,大体いつも同じパターンになっている。簡単に先にブレイクされて,ブレイク・バックできないままセットを取られてしまうという形。圧倒的な実力差のない上位陣からは,下位相手と違っていつでもブレイクを奪える訳ではない。上位相手には,まず自分のサービスを死守して,その上でチャンスを待つのが鉄則。特に,Raonicなどのビッグ・サーバー相手の場合,ブレイク・チャンスは極端に少ない。典型的には,両者キープでタイ・ブレイクにもつれ込み,そこでワン・チャンスをものにするのが,勝つためのパターンだ。それなのに,自分のサービスを簡単に落としてしまっては,チャンスも訪れない。そしてこういう時,,錦織くんは大体,ファースト・サービスがほとんど入らず,更にはダブル・フォルトのおまけ付きで落としているのである。

昨日のファイナル・セットのTsongaも,(今はランクを少し下げているとはいえ)まさにTOP 10プレイヤーたるビッグ・サーバーだった。第3,4セットで落としていたファイスト・サーブの率も改善され,容易にブレイクできないのは素人目にも明らかだった。で,案の定の展開である。

下位相手に盤石なのはいい。横綱相撲だと思えば,多少雑な面があっても,最終的に危なげなく勝てば問題はないかも知れない。しかし,ブレイクされることに慣れてしまってはダメなのだ。TOP 5プレイヤーなら,下位を叩き潰すくらいの勢いで一蹴して欲しいのである。2ブレイク・アップのサービング・フォー・ザ・セットを,落としても痛くも痒くもない,と思うのではなく,1ゲームも余分なものはやらないくらいの勢いで圧倒して欲しいのだ。そして,それこそが上位と対戦する時に,サービス・ゲームを死守する姿勢に繋がってくると思っている。下位と上位とで心構えを切り替えるより,よほど自然ではないだろうか。

勝敗はともかく,最近の錦織くんの試合を観ていて,フラストレーションを感じる理由は,そこに尽きる。1ポイントに対する執念,勝利に対する執念が感じられないのも,そこから来ているのだろう。ミスをすると吠える選手がいる。あれがメンタルを乱すのなら良くはないのだが,BIG 4などもやっているし,彼らはそんなこと百も承知のはず。あれは執念の発露であり,それによって集中力を高め,プレイの精度を上げているように見える。相手に執念を見せることの効果もあるだろう。かたや錦織くんは,難しい顔で首を振ったり,ため息をついたり。素人目にも,あまり良い効果はなさそうだ。

当然,マイケル・チャンら錦織陣営も充分分かっていることなのだとは思う。だから任せて待つしかないのだが,結局は錦織くんが変われるかどうかにかかっている。GS優勝やNo.1になるためにも,なんとか克服して欲しいものだ。

それにしても,なんであんなにファースト・サーブが入らないんだろうねぇ。


手首は大丈夫? [スポーツ観戦]

安定のフェデラー。ATPツアー・ファイナルの錦織くんの2試合目は,ストレートであっさり負けてしまいました。残念。

第1セット開始早々は,調子良さそうに見えたんだけどね。でも,今日も相変わらずサービスが良くない。1stサービスの確率は上がってるものの,威力が今ひとつ。今年の錦織の大躍進には,サービスの進化も大きく貢献しているはずなのだが,エースを取れるようなものがほとんどない。同じフォルトでも,コースぎりぎり狙って,ボール1個外れるというのではないのだ。苦しいところで,エースやサービス・ポイントが決まる,という,いかにもトップ選手らしい光景を,今季は何度も目にしたのだが,それが出ない。2試合目なので,さすがにもう緊張して固くなったせいではないだろう。これはちょっとおかしいのでは?

気になったのは,ゲームやセットの間に,手首のテーピングを何度かやり直していたこと。これはもしや,用心のためとかではなくて,実際に痛みか違和感があるのではないだろうか。だとすれば,サービスの調子が悪いことも,ストロークのコントロールの精度が微妙におかしい事も納得がいく。普段なら無理をしないような状況でも,ツアー・ファイナルという特別な舞台だし,今季はこれで終わりだと思えば,多少の無理を押しても試合に出るだろうし...なんて,つい悪い方に想像してしまう。

何事もなければよいのだが,いずれにしろ,今日みたいな状態では,ビッグ・サーバーのラオニッチ相手には相当厳しいだろう。サービス・ゲームをしっかりキープして,タイ・ブレイク狙いを覚悟しないといけない相手だからねぇ。とにかく,しっかり調整して,悔いのない試合にして欲しい。頑張れ!


祝! 錦織くん,ツアー・ファイナル初勝利! [スポーツ観戦]

錦織くん,マレーに初勝利で,ツアー・ファイナルまずは1勝目!

ハラハラしたけど,勝ててよかった。試合開始当初,緊張のせいか固くなってるのが明らか。サービスは全然入らないし,表情も苦しそう。どうなることかと思ったが,マレーの方も信じられないようなミスを連発。BIG 4で,ツアー・ファイナルの常連でも固くなるのだろうか。とにかく,どちらも調子が上がらないまま,一進一退の攻防。しかし,第1セットの後半くらいから,錦織のショットのコースが良くなってきて,第10ゲーム,こちらも1stサービスが入らないマレーの,2ndサービスを叩いてチャンスを作り,そのままブレイク。第2セットは,今ひとつ調子の上がらないマレーを早々にブレイクするも,そこはさすがにBIG 4。マレーも徐々にミスが減ってきて,持ち前の粘りでブレイク・バック。ちょっと嫌なムードになりかけたが,やはり第10ゲーム,第1セットと同じように錦織がリターン・エースを決め,そのまま流れを掴んでゲーム・セット。結局ストレートでマレーに初勝利を上げた。残る2人がフェデラーとラオニッチなので,この1勝は大きい。

次の対戦相手はまだ発表されていないが,今日みたいなサービスの状態では苦戦は必至。しっかり調整して臨んでもらいたいものである。

ところで,このツアー・ファイナル,過去のデータによると,初戦を負けた選手の準決勝進出は30%だと報道されている。なんだかジンクスめいたことを言いたいようだが,これって統計的に特筆すべき割合ではない。4人の総当りで,上位2名が準決勝に進出できるので,最低2勝は必要(2勝しても確実ではない)。相手に勝つ確率を1/2とすれば,初戦に負けた場合,残り2戦を全勝しないといけない。つまり,1/2 X 1/2 = 1/4(25%)となる。実際には2勝してもダメな場合があるので,25%より低いはず。ということは,約30%は理論値よりむしろ高いということになる。もっとも,初戦に負けると25%,ということだって,確率のマジックのようなもので,初戦に勝とうが負けようが,トータルで2勝1敗になる確率は変わらないのだ。勿論,既に1勝した今となっては,あと1つで2勝なわけだが,こうやってあまり意味のないデータで変に騒ぐのはやめて欲しいものだ。ホント,マスコミってバカ。

そう言えば,この試合はBS朝日でも放送されていた。途中ちらっとチャンネルを変えてみたのだが,案の定,松岡が解説をしてたので,すぐにGAORAに戻した。なんでみんな松岡が好きなんだろう。あいつの解説じゃ,落ち着いて試合に集中できないのにね。まぁ,好き好きだから仕方ないけど。


五輪選手とプレッシャー [スポーツ観戦]

ソチ五輪の女子フィギュアのTV観戦で寝不足気味。といっても,キム・ヨナの演技がちょうど終わったところまで,うたた寝をしていたのではあるが。どうも,演技後の拍手喝采で目が覚めたらしい。

日本の3選手と,今大会の優勝候補と目されていたリプニツカヤは,いずれもジャンプで失敗してしまい,残念な結果になってしまった。演技後の表情がそれを物語っていたが,特に若いリプニツカヤは痛々しいほどだった。国の期待を背負ったプレッシャーが大きかったのであろう。

一方で,揃って74点台を得たトップ3人は,実にのびのびと演技をしていた。特に,リアルタイムで観たコストナーとソトニコワは素晴らしかったし,演技中の表情も活き活きとしていた。そして何より,この大舞台で自己ベストを更新できることが凄い。国の期待を背負っているのは同じなのだろうが,そのプレッシャーを良い方向に消化できた結果なのかもしれない。

15歳のリプニツカヤはともかく,日本の3選手が揃って本来の力を出せなかったことには,日本特有の事情があるように思えてならない。過度な報道と大きすぎる期待に,応えられなかった時の批判と失望。失敗の原因をしつこく分析するメディア。日本人はプレッシャーをプラスの力に転換するのが苦手だ。我々応援している側は,選手にネガティブなプレッシャーをかけてしまっていないだろうか。

しかしまぁ,これだけ点差がついてしまうと,フリーでトップ3人が揃って失敗する確率が極めて低いことを考えれば,金メダルの可能性はまずないだろう。そう思えば,少しはリラックスして臨めるのではないだろうか。メダルを取ることより,持てる実力を存分に発揮して,自分に悔いのないオリンピックにして欲しいものだ。


勝っても面白くないヘビー級 [スポーツ観戦]

日曜の早朝に,WOWOWで放映されていた,ウラジミール・クリチコの試合。さすがに朝5時なんて起きられないので,録画で観戦した。対戦相手は,五輪金メダリストで現WBA正規王者(ウラジミールはWBAのスーパー・チャンピオン)のポベトキン。これまで26戦全勝で来たとあって,クリチコ兄弟の牙城を崩せるかと期待されていた。

しかし,結果は案の定,ウラジミールの圧勝。KOこそ出来なかったものの,7Rの3回のダウンを含めて,4回のダウンを奪った。判定は3者ともに119-104。ウラジミールの「-1」は減点によるものなので,実質全ラウンド10ポイントのフルマークである。

クリチコ兄弟を応援している立場から言えば,喜ばしいことなのだが,なんだかちょっと物足りない。それはウラジミールの戦い方のスタイルにある。以前,序盤からパンチを振り回した挙げ句,ガス欠になって負けてしまった教訓から,基本的に体力温存で無理をしないスタイルに変わってしまったのだ。終始長い左を真っ直ぐ突き出しているので,相手は距離を縮められない。距離を縮められなければパンチが当たらないから,相手はダメージを与えられない。一方のウラジミールは,突き出した左から,時おりジャブを出す。軽く見えるジャブだが,ウラジミールのジャブはかなりの威力がある。それで相手には徐々にダメージが蓄積し,ふと隙を見せたところに強烈な右が飛んでくる。まさに盤石。ウラジミールより大きくてリーチの長い相手が出て来ないことには,どうやっても対抗できないだろう。全盛期のマイク・タイソンほどのスピードとパンチ力があれば,一瞬で潜り込んで,一発で倒す,ということも不可能ではないかもしれないが,あれほどの選手は結局あれ以来現れない。

今のウラジミールのスタイルなら,KOは出来なくても,ポイントで負けることはない。何しろ,相手は有効なパンチを当てられないのだから。だから無理をしない。巨額のファイト・マネーが動くヘビー級のタイトル・マッチであればこそ,チャンピオンにしてみれば,ベルトを守ることこそが再優先だ。ウラジミールのスタイルは,そのために完成された必勝スタイルと言えるかもしれない。

しかし,そもそもなんでボクシング,特にヘビー級の試合を観るようになったのかというと,圧倒的に強かったマイク・タイソンがきっかけなのである。1発のパンチで,屈強な大男が吹っ飛んでいく驚き。マンガでも映画でもなくて,それが現実に起きている。本当に衝撃的だった。これを観て,ボクシングは凄いスポーツだと思うようになったのだ。まして,タイソンは背が低かった。自分より一回りも二回りもでかい,見上げるような相手を,一瞬で吹っ飛ばしていたのだ。

ウラジミールは強いし,身体もでかい。まともに当たれば,相手が吹っ飛んでいくほどのパンチを持っている。でも,そんなものを出さなくても勝ってしまう。無理をして倒し切れず,息切れして負けてしまうリスクを負う必然性がない。しかし,観客としては,観たいものを観ることができないフラストレーションが残る。ただ勝つのを観たいわけではなくて,圧倒的なパンチでKOするところが観たいのに。

そういう意味では,今やクリチコ兄弟の試合より,山中の試合の方が面白い。ウラジミールに対抗できそうなのは,もはや兄のビタリくらいしかいないのだろうか。と言っても,兄弟対決なんて有り得ないから,彼らが引退するまで,もう面白いヘビー級の試合は観られないのかもしれない。なんだか複雑な気分である。


波瀾のWimbledon [スポーツ観戦]

今年のWinbledon,Nadalに続いて,Federerも負けちゃったのか! 更にはSharapovaも!! びっくり。トップ選手の1~2回戦なんて,勝って当然のようなところがあるので,ついスルーしてしまってたのだが,まさかこんなことになるとは。Federerに勝った,ウクライナのStakhovskyって,前に錦織と対戦しなかったっけ? と思って調べたら,2年前のRoland Garrosの2回戦で負けた相手だった。それにしたって,現在の世界ランキングが100位台の選手。Sharapovaに勝ったDe Britoも,Nadalに勝ったDarcisもそう。こんな驚くべき番狂わせが,次々に起こるなんて。

更に更に,怪我でリタイアする選手も続々。上位陣では,女子のAzalenkaや男子のTsonga,1回戦でNadalに勝ったDarcisもだ。一体どうなってしまうのだろう。

怪我が多いことに関しては,今年の芝の状態が悪いという指摘もあるようだが,nikkansports.comの記事によると,オールイングランド・クラブの最高責任者は,芝の問題を認めていないようだ。面子や責任論はともかく,実際に怪我が多発していることは事実なのだから,大会関係者には,是非とも再発防止に努めてもらいたい。選手が怪我を恐れて,全力でプレイできないようなことがあっては,それこそWimbledonの価値を損なうことになりかねないのだから。

そんな波瀾の中,我らが錦織くんは,本日,コート12の第2試合に登場。今大会も,脇腹痛の影響で,サービスを全力で打てていないようだが,下位選手相手に,きっちり実力差を見せつけて勝って欲しいものだ。因みに,同じコートの第1試合はクルム伊達。こっちも頑張れ!


Nadalの壁 [スポーツ観戦]

負けてしまった。

今年のRoland Garrosの4回戦,錦織 vs Nadalの対戦は,3-0でNadalの勝ち。残念,惜しい...と言いたいところだが,正直言って,完敗である。

錦織がNadalとGrandslamで対戦するのは,2010年のWimbledon以来。当時は故障上がりでもあったが,まだランキングが低く,WimbledonにはWildcardでの出場。1回戦でいきなりNadalと対戦することになったが,ストロークの打ち合いではほぼ互角という印象で,ストレート負けはしたものの,将来を期待させる内容だった。あれから約3年。錦織は世界ランク15位で,大会の第13シードというところまで実力を上げてきた。対するNadalは,全盛期を過ぎた感は否めない上,故障・病み上がりで,まだまだ本調子ではないはず。きっと,前回以上に互角の勝負を観られるだろうと楽しみにしていたのである。

しかし,結果はこの通り。実力差が縮まったようにはとても感じられなかった。勿論,Nadalの気力と集中力は充実していて,素晴らしいものがあった。決して錦織のプレイが悪かったわけではない。むしろ,現在,男子テニスでBig 4と呼ばれる人たちとの間の,大きな壁を認識させられる結果となった。

それでも,第1セットの内容は良かった。厳しいコースへのウィナーが見事に決まり,ロング・ラリーでも最後は打ち勝つ場面が何度も観られた。しかし,さすがにNadal。徐々にエンジンがかかってくると,良いコースに決まったはずのものも打ち返してくる。錦織は,センター・コート名物の風の影響か,ボール1つ2つでアウトになる球が増えてくる。そのせいか,だんだんと際どいコースを狙えなくなってしまったようで,そこをNadalに切り返される。第2セット以降は,サービス・ゲームをキープするのも簡単ではなくなってしまった。思うように行かない状況に,メンタル面でも不安定になっているのが,端からも手に取るように分かる。もはや,勝てる雰囲気はどこにもなくなってしまっていた。

第2セット以降の錦織のプレイは,素人目に見ても単調だった。トップ10の選手というのは,どんなに一方的な展開になっても,そのままあっさり負けてしまうということがあまりない。そういう状況に追い込まれると,プレイ・スタイルをがらっと変えてくるのだ。そうやって悪い流れを変え,自分のペースに巻き込んでいく術を知っているのである。

今日の試合でも,WOWOWの解説者が何度も言っていたように,スライスを使ってみるなど,錦織に早い段階でペースを変える工夫があれば,結果はもっと違うものになっていたかも知れない。勿論,そんなことは,錦織自身も良く分かっているだろう。今回は残念な結果になってしまったが,今日の試合の経験から得られるものは多いはずである。これでまた一皮剥けて,TOP 10入りの実現が近付くものと信じたい。


錦織くん,ジャパン・オープンで優勝!! [スポーツ観戦]

かれこれ20年以上,プロ・テニスを観戦してきて,こんなに嬉しい日が訪れるとは想像もしてなかった。錦織圭くんの,ジャパン・オープンでの優勝。本当に,痺れるくらい感動した。勿論,彼の現在のランキングからしたら,ATPツアーで優勝することは,別に不思議ではない。しかし,実際に優勝するのは簡単ではない。かつて,女子のアンナ・クルニコワは,TOP 10プレーヤーになりながらも,ツアーでは一度も優勝したことがなかったのだ。錦織は,既に2008年にデルレイビーチで優勝しているが,躍進めざましいこの数年,まだ優勝がなかったのである。それが,だ。なんと,日本での大会で優勝してしまった。なんと素晴らしいことだろうか。現在の男子テニスで,4強といわれる一角を占める,Murrayが準決勝で敗れるという幸運は確かにあった。しかし相手は,そのMurrayと,全くの互角で戦い,ギリギリで下してきた,勢いのある選手。220km/hを越えるサーブを持つビッグ・サーバーだ。初対戦ということで,相性がいいか悪いかは未知数だが,簡単な相手ではなさそう。

そんな相手に対して,錦織は全くひけを取らない。最初にブレークしたのは錦織の方だ。前日,Murray相手に,一度もブレークを許さなかったRaonicから,最初にブレークを奪ったのだ。その後,ブレーク・バックを許し,第1セットは6-6のままタイ・ブレーク。しかも,いきなりミニ・ブレークを取られ,不利な展開。しかし,ビッグ・サーバー相手にこれをひっくり返した。

第2セット,疲れからか精彩に欠ける動きの錦織に対して,Raonicはサービスが好調。第1セットを上回るサービス・エースの連発で,錦織にブレークを許さない。結果,ちょっとした錦織の隙をつかれて,第2セットを奪われる。セット・カウントは1-1だが,正直,このままの流れでは危ないと思った。

ところが,第3セット,Raonicの動きが突然悪くなる。準決勝までの連戦の疲れだろうか。確かに前日,Raonicは,準決勝でMurray相手にフルセットを戦っている。一方,錦織の方は,ストレートでBaghdatisを下している。その前日のBerdychもストレート・セット。そうでなくても,フィジカル面の弱さが不安視されていた数年前とは全く違う。Raonicは,圧倒的なサービスの強さが影を潜め,最初のサービス・ゲームでいきなりブレイク。結局,第3セットは6-0という,完璧な勝利。なんと,ジャパン・オープンがATPの国際試合になってから,初の日本人の優勝者となった。

勿論,去年の終盤からの錦織を見ていれば,ツアーで優勝することなど,もはや不思議でもなんでもない。あと一歩,ちょっとした勝負の綾で,いつでも優勝できる準備は出来ていたはずだ。しかし,それが地元,日本での大会とは。Davis Cupを含め,日本での試合には特別な思い入れを持って臨んでいる錦織。満員の有明スタジアムでの決勝戦の勝利は,これ以上ない格別なものであったろう。改めて,日本のテニス・ファンの心もわしづかみにしたはずだ。やはり,スーパー・スターたるべき,何かを持っている選手だと思わざるを得ない。

これで,明日発表の最新ランキングでは,自己ベストの15位になることが決まっているらしい。さすがに,このレベルになると,そうそうランキングは上がらなくなる。TOP 10までのあと5つが厳しい。しかも,現在のランキングは,昨年のツアー終盤,上海とバーゼルでの活躍がベースになっている。明日月曜から始まる,今年の上海マスターズで結果を残せなければ,昨年のポイントがまるまる消滅する。TOP 10を目指す錦織にとっては,踏ん張りどころといえよう。逆に言えば,ここで踏みとどまることが出来れば,来年早々にも,TOP 10入りの可能性が見えてくるだろう。日本のテニス界にとっては,次の夢である。夢はまだまだたくさんあるが,そんな夢をひとつひとつ実現して来ている錦織には,否が応でも期待してしまう。怪我だけには気を付けて,是非是非,夢を実現し続けていって欲しい。

本当に楽しみで,本当に嬉しい。本人は,今日はパーティだと言っていたが,こちらでも勝手に,乾杯させてもらおう^^


Sharapovaが生涯グランド・スラムを達成!! [スポーツ観戦]

シャラポワ マリア・シャラポワ写真集 first

昨晩は日付が変わってから帰って来た上に,ほろ酔い加減で眠かったので,Roland Garros 女子シングルスの決勝を観られずに寝てしまった。朝起きて,TVやニュース・サイトなどで結果を目にしないように注意しつつ,録画してあった試合を観戦。

今日のSharapovaは素晴らしかった。Roland Garros初制覇のプレッシャーや,格が違いすぎて,勝って当たり前と見られてしまうプレッシャーなど,様々な精神的重圧がかかっているはずの中,終始強気で安定感のあるプレーを展開。ダブル・フォルトをしても,全く揺らがない。相手のErraniは,今大会好調ということもあり,なかなか素晴らしいプレーを見せていたのだが,今日のSharapovaを崩すまでには至らなかった。最後,Championship Pointを取った後,コートに泣き崩れるようにしゃがみ込み,そして立ち上がるや,満面の笑みで飛び跳ねるSharapovaを観ていて,こちらまで胸が熱くなるようだった。

何しろ,数年前までは怪我に悩まされ,思ったようなプレーが出来ず,ランキングも大きく落としたりしていたのである。決して,平坦な道程ではなかったはず。Grand Slamでの優勝も,4年前の2008年全豪以来のことだ。特に,Sharapovaのような,パワーとスピードで勝負するスタイルの選手の場合,クレーを苦手とすることが多い。それでも,どうしてもRoland Garrosのタイトルが欲しくて,数年前から対策に取り組んでいたとのこと。それが,遂に実を結んだということだ。この強い決意と目的達成に向けた執念は,テニスに関係なく,見習うべきところがある。

デビュー当初から,その美貌に注目されて,テニス以外でもモデルなどで活躍する機会の多かった彼女だが,そういった誘惑に流されず,生涯グランド・スラムという,テニス史に残る偉業を達成したのは立派というほかない。かつて美貌の女子選手で,志半ばでテニスを去って行った人がどれだけいたことか。「天は二物を与えず」というが,単に二物を与えられた幸運な人というところに止まらず,自分の力でそれを昇華させたところに価値がある。

それにしても,4大大会すべて1勝ずつとは,なんと効率のいいこと。しかも,US国籍以外の女子では初の快挙なんだねぇ。

現在,男子の決勝が進行中。実は,この試合でNadalと対戦しているDjokovicも,勝てば生涯グランド・スラムを達成するそうだ。っていうか,まだだったのか^^; 現在1セットを失って負けているが,果たして,1987年生まれの同級生同士,同時に快挙達成となるのかどうか。


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