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DIALUCKにハマる [音楽]

A First Aid Kit
DIALUCK「A First Aid Kit」

最近,DIALUCKというバンドにハマっている。

DIALUCKを初めて知ったのは,今年の9/23。OTOTOYの企画で,女性3人組バンドばかり3バンドを集めたライブがあって,その1つがTHE LIPSMAXだった。今年はTHE LIPSMAXのライブが少なかったこともあって,当然のように参戦。その時の対バンが,AZUMA HITOMI率いる「サンナナニ」と,DIALUCKだった。

実はこの時の印象は,それほど強いものではなかった。Bassの子が,Made in AsiaのMaryneさんの彷彿とさせる,クール・ビューティーな感じでカッコ良く,ついついそちらに目を奪われていた。最前列近くにいたため,ボーカルが良く聴こえず(最前列だど,位置的にもスピーカーの音が耳に入りづらい),印象が弱まってしまった感もある。とは言え,サウンド自体は悪くないな,くらいに思っていた。

もうひとつのサンナナニも,楽曲自体は特に好みということもなかったのだけど,ドラムの子の叩く姿が,細くて長い腕がしなやかでなかなかに美しく,好印象。曲の好みはともかく,どちらも応援してあげたい気持ちになって,終演後に物販でCDを購入することに。ところがDIALUCKの方は,CDが陳列されていない。それじゃぁ仕方ないか,と引き上げかけたのだが,なんとなく後ろ髪惹かれる気がして,スタッフの方に訊いてみると,CDもありますと言って,裏から出して来てくれた。それが「YIPS」という3曲(+おまけトラック)入りのCDだった。サインをお願いしたら,快く書いてくれた。この時のVocalの子の対応が,ぎこちないながらもちょっと好印象で,とても良い気分で帰路に付いたのである。

このCDを2~3日してから聴いてみた。ジャケットから取り出してみると,盤面には何も印刷されていない。よく見るとTDKのCD-Rだ。なんと,プレスしたCDではなくて,手作業で焼いたCD-Rなのである。その割には,ジャケットの方は文字が型抜きしてあって手が込んでるように思うのだが,これも実は手作りなのかも。一生懸命頑張ってるインディーズ感があって,ちょっと感動してしまう。

音の方は,さすがに各パートのバランスも取れていて,ボーカルもはっきり聞こえる。脱力系の歌い方で,ライブで聞き取りにくかったのもうなずける。音程も若干不安定なところがある。しかしそれが逆に,20歳前後の女の子の自然体な感じに聞こえて,決して不快ではない。クリーンなギターのアレンジがセンスよく,心地よい。これって,想像以上に良いのでは?

何より凄いのは,ついまた聴きたくなってしまうところ。派手さはないのだけど,耳に残るフレーズ。優しい音。ゆったりと浸れる。聴き疲れない。だからついリピートしてしまう。そのうちに自然と歌詞が頭に入ってきて,その歌詞がまたなんとも良い。

そこへ持ってきて,初の全国流通版ミ二・アルバム,「A FIRST AID KIT」の発売。もちろん即購入。7曲中3曲は「YIPS」収録曲なので,4曲が初めて聴く曲(とは言え,多分いくつかはライブでも演ってたはず。はっきり覚えてないが)。このアルバムがまた,全部いい。恐るべきことは,全く聴き疲れしないので,いくらでもエンドレスで聴けること。というより,もうエンドレスで聴いていたいということ。やっぱりこのバンドは凄いかも。tricotの時ののめり込み方とはちょっと違うような,でもそれに勝るとも劣らないハマり方だ。音楽は人それぞれ好みがあるものだとは言え,とにかく一度は聴いてみるべきだと真剣に思う。知らないでいると損をする。本気でそう思う。Vocalのはるさんが,最初のアルバムのタイトルは絶対「A First Aid Kit」にしたいと思ってた,と言ってたが,実際,癒やしの効果がありそうに感じた。

大阪のバンドなので,なかなか観る機会がないかと思っていたところ,「A FIRST AID KIT」のリリースを機に,東京でもそこそこライブをやるようになったみたい。勿論,既にいくつか参戦しているが,その話はまた次回。


ライブ参戦記: THE LIPSMAX@横浜THUMBS UP (その2) [音楽]

THUMB'S UPのミートソース

THE LIPSMAX@横浜THUMBS UPの続き。

このお店はステージに幕がないようで,入れ替えの様子もバッチリ見える。勿論,TOKIEさんのBassやLOVEちゃんのGuitarのセッティングはサポートの人がやるのだけど,Drumに関しては本人がやらないとうまくないらしい。この日も,ステージ側の照明が落とされた中,美代子さんが出て来てセッティングを開始。こちらも待ち時間は手持ち無沙汰なので,ついついそちらに注目してしまう。こういうのは,ちょっと得したような気分で嬉しい。

準備が終わって,美代子さんは一旦引っ込み,やがていつものように「テキーラ」の曲に載せて3人が登場。較べては申し訳ないけど,こちらの3人はやはりオーラが違う。圧倒的な存在感だ。LOVEちゃんはいきなりカウベル持って登場している。前回8/28のライブと同じく,この日もオープニングはあの曲のようだ。...しかし,タイトルが分からない...。THE LIPSMAXの持ち歌で,全くどの曲に対応してるか分からないのは,"Long tall sally"と"Poor little Billionaire"(BARKSの以前のライブのセットリストより)の2つなので,そのどちらかだと思うのだが,確かめようがない。ホント,早く音源化して欲しいものだ...。

この日は,事前のTwitterによると,「たっぷりめのセットリスト」。久し振りの2マンだものね。たむらぱんの時以来かな? 時間に余裕があるせいか,LOVEちゃんのMCもゆったりした感じ。曲も次々と演奏されていく。最前列と言っても,スピーカーは少し前にあるので,Vocalもちゃんと聞こえる。ベース・アンプにはマイクが付いてないから,ダイレクト音かな? TOKIEさんのBassの音がクリアで迫力がある。指の動きが力強くてハード。あんなに弾いて,指痛くないのかな。やっぱりTOKIEさんはカッコいい。素晴らしい。美代子さんはやっぱり近い。よく見えて嬉しい。というか,もうどこを観たらいいのか迷ってしまう。後ろの席の方では,外国のおじさんがゆるゆると踊ってる。ズクナシの衣美さんも,さっきの衣装のままで踊ってるや。なんだか大人のムードのライブで,いいな。

例によって,TOKIEさんの足下の床に,セットリストが貼ってあるのが見えるのだけど,目も悪いので,あまりくっきりは見えない。でもラストの「The Lip Smack」に13って番号が振ってあるみたい。13曲って言ったら,最長かも。それでも悲しいことに,どんどん終わりに近付いていく。THE LIPSMAXのライブは,時間の過ぎるのが本当に早い。

この日のMCネタ。ズクナシの衣美さんが,凄い人達なのに,楽屋の会話はOLみたい,とMCで話してたのを受けて,その会話の内容の一部を披露。先日,TOKIEさんのTwitterやInstagramで流れていた,紫蘇の葉の醤油漬けの話だそうな。それも,THUMBS UPの食事を食べながら。因みに,食べたのは,LOVEちゃんがメキシカン・オムライス,TOKIEさんがロコモコ,美代子さんがトマトとツナのパスタ,だったかな? それて,衣美さんの「安室奈美恵」に対抗して,LOVEちゃんが倖田來未の物まね^^ 倖田來未って,京都の人なんだって。てっきり大阪だと思ってた。

そうこうするうちに,あっという間に最後の2曲,「Devil's Sisters」からの「The Lip Smack」へ。「The Lip Smack」は,TOKIEさんのベース・ラインもカッコいいし,盛り上がる。LOVEちゃんが,恒例の「We are THE LIPSMAX!」と叫んでフィニッシュへ。

といってもこの日はトリ。当然のようにアンコールの拍手が巻き起こる。そして再登場。ということは? 13曲もやっちゃって,もう残るはあれしかないでしょう。久し振りの「Sugar High」だ。THE LIPSMAX唯一のコール・アンド・レスポンス入り。これを一緒に歌うと,また一体感が増すんだよね。いやぁ,大満足。

終演後は物販コーナーへ,早々とメンバー3人が集結。もう「Liply!!!」何枚も持ってるけど,やっぱり買いますよ。快くサインにも応じてくれたので,白のDRIVE-Tももう1枚 :-) Tシャツにサインするのは気持ちがいい,と言いながら,書いてくれました。嬉しい。訊いてみたところ,次の大阪・阿倍野のライブまでしか,予定は決まってないそうだ。美代子さんが日本にいないんだから,仕方ないよねぇ。11月もtricotは国内ツアーがあるし,12月になっちゃうのかな。隙間をぬって,1回くらいやってくれると有難いのだけど。

という訳で,この日の2マン・ライブ,心から堪能した。本当に楽しかった。とても良いライブでした。


ライブ参戦記: THE LIPSMAX@横浜THUMBS UP (その1) [音楽]

横浜THUMBS UP

昨晩,9/10(木)に横浜THUMBS UPで行われた,THE LIPSMAXのライブに行って来た。まだ興奮冷めやらず。

前回8/28のライブから間があまり空いていないが,Drumの山口美代子さんが,10月はtricotの北米ツアーに行ってしまうため,これを逃すとしばらく観られない可能性があり,絶対に外せない。それに加えて,THE LIPSMAXの横浜デビュー。私は横浜生まれの横浜育ちなので,これは是非とも応援せねば。実は横浜のライブ・ハウスって行ったことなくて,そういう意味でも楽しみ。相鉄ムービルの中に,ライブ・ハウスがあるなんて知らなかったし。しかしねぇ,今でこそ,ちょいちょいライブハウスに行ってるけど,以前はなんとなく抵抗があって,ちょっと敬遠してたのだ。今思えば,もうだいぶ前のことだけど,横浜・関内でやった,和田アキラ氏と渡辺建氏の「DUOLOGUE」のライブ,行っとけば良かったな...。少し悩んだのだけど,結局断念してしまった。もうあの2人のセッションなんて,観られる機会があるか分からないのに。つくづく,勿体ないことをした。

それはともかく。

しかし,相鉄ムービルなんて久し振り。20年以上振りくらいかも。高校時代は毎日横浜経由で通学してたのにね。今も比較的近くには住んでいるのだけど,横浜より,渋谷とか町田に出る方が便利なので,横浜に出て来る機会がめっきり減ってしまった。ムービル周辺も,昔はもっとゴチャゴチャした雰囲気だったのに,随分すっきり綺麗になった。

今回のチケットは,いつものe-plusとかでは買えなくて,THUMBS UPのHPから,WEBフォームに記入して予約した。すると,お店から予約確認のメールが届く。で,当日現地でお金を払ってチケットを受け取るという仕組み。さらに,いつものライブハウスと違って,1ドリンク&1フード制なんだそうな。フードも,立って食べられるようなものじゃなくて,パスタとか普通の食事みたい。って事は着席? あ,「入場後はスタッフが各テーブルまでオーダーを伺いに廻ります」だって。やっぱりテーブル席なんだな。っていうか,ライブ・ハウスじゃなくてライブ・バーなのね。

THUMBS UPはムービルの3F。横浜西口五番街から,川の上を通る陸橋を渡った2Fから入って,ひとつ上がったところ。開場より10分ほど前に着き,店の中に入ってチケットを受け取ったら,一旦外に出て,チケットの番号順に入場。前には十数人。前の方の席は無理かと思ったのだが,運良くステージに一番近いテーブルの席を確保できた。当然,ベース・アンプ側。店内は思ったより広くなくて,レトロというか,オールド・アメリカンな感じというか,でもなかなか良い雰囲気。ステージは低くて,奥行きも余りない。ライブ・ハウスより距離感が近いかも。ベース・アンプの左横奧には,TOKIEさんの赤いアップライト・ベースが立ててある。ベース・アンプの前には,もう一つ普通のベースが立ててあって,こちらは対バンのBassの人のものなのだろう。

注文を取りに来たので,ミートソース・パスタと生ビールを頼む。自分でもミートソースを良く作るので,店の味が気になって。ふとカウンターの方に目をやると,美代子さんがお客さんと話してるのが見えた。知り合いの方なのか知らん。出来てきたミートソースには,ミート・ボールが入ってた。なるほどね。それもいいかも。パスタは,幅の狭い平たい麺。これもいい。今度試してみよう。ただ,味の方は,美味しいけれどちょっと濃いめ。もうちょい,あっさりしてる方が好みかな。

パスタも食べ終わって,でもなかなかライブが始まらない。あれ? と思ってチェックしたら,18:30開場,19:30開演だった。ちゃんと食事をする時間を取ってあるのか。でも,さっさと食べちゃったので,ちょっと手持ち無沙汰である。生ビールも飲み終わってしまったので,仕方なく追加でジン・トニックを注文。まぁのんびり飲みながら待ちましょう。

開演時間を10分ほど過ぎた頃か,ようやく店内の照明が落とされた。音楽に乗せて,キラキラしたフェミニンな揃いの衣装の3人が登場。銀色の短いワンピースに黒のストッキング。うち2人は髪が盛ってあって,ちょっと昭和なセクシー感。これが,今日の対バンの「ズクナシ」か。若干年齢不詳。Drumの人,綺麗だな~。好きなタイプ。この人は,髪短めで,盛ってない。茜さんというそうだ。Bassの人も,よく見ると結構美形。Tシャツの似顔絵のアゴが尖ってて...とか言ってたけど,美人って,ほんの少しアゴがしゃくれてるくらいの人に多い気がする。Vocal&Guitarの人は,誰か昔の女優さんだか歌手だかで,似た人がいたような...。ザ・ピーナッツとはちょっと違うか? 思い出せない。

考えてみればこのバンド,バンド構成がTHE LIPSMAXと全く同じだ。対バンでは多分初めて。そういう観点で聴き比べても面白そう。で,一体どんな曲をやるんだろうと思ったら,やっぱり見た目の通り昭和っぽい,ちょっと当時のグループ・サウンズを髣髴とさせる感じかな。悪くない,Vocalの人は,サービス精神旺盛で面白い。「安室奈美恵」とか名乗ってるし。前の方はTHE LIPSMAX目当てのお客さんが多かったようだけど,すぐにその心を掴んでしまったように感じた。歌詞もコミカルなものがあったりして,すごく盛り上がった。嫌なやつとの縁を「チョキチョキ」切っちゃう歌(タイトルが分からない)とか,「O型の女」とか,面白かった。

といって,ただ面白いだけのバンドではなかった。いや,こういうのって,上手い人がやるからこそ面白いんだよね。Vocalの人(衣美=えみさん)の声はパワフルで伸びがあって良い声。笑いを取るところも含めて,声の表情が実に豊かだ。そしてBassのspicy-maricoさん。最初は普通にBassを弾いているだけのように感じてたのだが,気付いたらその右手に見とれてしまっていた。弦を弾く右手の指の動きが,とてもしなやかで綺麗なのだ。指も綺麗なんだけどね。そして,そこから転がるように軽快な音が生み出されていく。この人のBassの音,好きかも。さらに,Bass弾きながらコーラス,という,私にはとても無理なことをやっているだけでも尊敬ものなのだけど,それが結構本格的。この人,普通にLead Vocalとっても上手いんじゃないかな。声量のあるとても綺麗な声。だからこそ,衣美さんとで,バランスのとれたハーモニーが生み出せるのだろう。

そして,Drumの茜さん。そんな細い華奢な身体で,何故Drum? と思ってしまうけど,なかなかどうして,キレのある,メリハリのきいた音。その上,その容姿。シンバルを叩いたそばから,手で掴んでミュートする動作がツボ。衣美さんの,しょうもないMCで,つい笑ってしまってる表情もツボ。この人観るためだけに,ズクナシのライブに行ってもいいかと思ってしまった。いや,決して可愛いからってだけじゃないですよ。それだけで,好きじゃない音楽は聴けない性分なんで。あー,やっぱり物販でサインもらってくれば良かったか...。後悔先に立たず。

そんな訳で,初ズクナシ,思い切り堪能した。THE LIPSMAXの対バンじゃなかったら,絶対に巡り会ってなかったバンド。THE LIPSMAXのワンマンも観たいけど,こういう対バンの楽しみも捨てがたいんだよな。

ズクナシで語りすぎて,長くなってしまったので,次回に続く。


ライブ参戦記: THE LIPSMAX HAPPY DOUBLE BIRTHDAY SPECIAL! (その2) [音楽]

ふるまいテキーラのカップ

先日の続き

この日の2番手はSPEEDER-X。Drumの中村達也の方は,名前は知っていたものの,BassのKenKenのことは,この時は全く知らなかった。ところが,後で調べたてみると,Charと一緒に"JOHNNY,LOUIS & CHAR"(PINK CLOUD)をやっていた,ジョニー吉長の息子だということが分かってびっくり。しかも,TOKIEさんが初期メンバーとして,かつて所属していた"RIZE"の現Bassistなのだそうだ。そして更に,RIZEのGuitarはCharの息子のJesse。血と縁がいろいろに繋がっているのだね。

いずれにしても,この時は分かっていなくて,ただ見た目が怪しすぎるBassistという認識しかなかった。だって,髪の毛長くて,顔に被さってよく見えないし,なんかニッカボッカみたいなズボン穿いてるし,全体的に独特の雰囲気を醸し出してるんだもの。ちょっとハーフっぽいかな? 実際は,ジョニー吉長がハーフなんだからクォーターなんだけど,何しろ知らない訳だし。それにしても,BassとDrumだけで何をやるんだろうと思ってたのだが,シーケンサーやボコーダーもちょっと使ってるみたい。なんだか不思議な曲。KenKenがMCで言っていたところによると,延々とインストでインプロをやるバンドなんだそうな。確かにBassはめちゃくちゃ上手い。同じくBassを弾く人間としては,観てるだけでも面白い。しかしやっぱり怪しい。

上手いし面白いのだけど,インプロって,ずっと聴いてると私的にはちょっと飽きる。ところが,その飽きてきた頃に,なんとTOKIEさんが登場! KenKenとのTwin Bass Battleが始まった。THE LIPSMAXの衣装ではなく,Bassもアップライトではなく,赤いジャズベ? THE LIPSMAX以外のTOKIEさんてこんな感じなんだと思うんだけど,生で観たのは初めて。勿論こっちもカッコいい☆ ちょこっとスラップも披露してた。TOKIEさんのスラップって結構レアなのではないだろうか? なんとも良いもの観られました。

そしていよいよ,真打ちTHE LIPSMAXの登場...と思ったら,禿げた外人のオヤジが,ビール片手に登場。あれ? これってもしかして,と思ったら,やっぱりDave Frommだった。InterFMのDave Fromm Show,TOKIEさんが時々ゲストに出演してるし,6月にあったDave Fromm Showのライブにも,美代子さん抜きのTHE LIPSMAX2人バージョンで出演してたりしてたものね。縁が深いのかも。で,Daveの提案で,会場皆で"Happy Birthday"を歌うことに。呼ばれて出て来たTHE LIPSMAXだけど,いつものオープニングをやるために,お祝いされた後,もう一度引っ込むことに。そして改めて,いつもの「テキーラ」に乗って登場。

この日はちょっと趣向を変えて,"THE MAN"からホーン隊を招いてのセッション。いつもは,メロディと言えば,LOVEちゃんのGuitarだけ。LOVEちゃんがカウベル持っちゃうと,TOKIEさんのBassしか音程がなくなってしまう。そこにホーンが加わると一体どうなるのかが見ものだったのだが,果たして,50sのロカビリー調の曲調に,ホーンはまさにぴったり。モノトーンのシーンに,きらきらとカラフルな色がついたようで,賑やかになった。個人的には,ホーンのないいつもの音の方が好みではあるけど,たまにはこういうのも面白い。初めからホーンが入ることを前提に作った曲なら,もっと一体感が出るのかもなぁ。

いつもの事ながら,THE LIPSMAXのステージは短く感じる。この日もあっと思う間に演奏が終了してしまった感じ。でも,この日はトリなので,当然のようにアンコールの手拍子が沸き起こる。しかし,この日は誕生日スペシャル。一体何を始めるのかと思ったら,客席にワン・ショットのテキーラを振る舞って,オープニング曲の「テキーラ!」に合わせて,皆で一気にあおろうというのだ。そう言えば,前からLOVEちゃんがやってみたいって言ってたっけ。ステージの上からはLOVEちゃんが,後方からはTOKIEさんと美代子さんが,トレイにテキーラの入った小さなカップを載せて登場して,会場に配って回る。ひと通り行き渡ったところで,メンバーがステージ上にもどり,いよいよ曲がスタート。そして皆で「テキーラ!」と叫び,一気に流し込む。何しろ40度だからね。喉を通る時の焼けるような感じ。テキーラって,普段ストレートで飲むことはまずないし,ラムやジン等,他の蒸留酒に較べると,あまり好きな方ではない。でもこの時のテキーラは格別に美味く感じた。会場全体が,アットホームな一体感に包まれた瞬間。こういうのっていいなぁ。こういうことがあると,またライブに来たくなる。いや,なくても来るんだけど。

時に,そう言えば,LOVEちゃんはお酒飲めない人だったような...と思ったら,やっぱり,ふらふらして来たのでこの辺でおしまい,ということでアンコールは異例の曲演奏なし^^; でも,それ以上に楽しんだので,全然OK。開演前に,「終演後の物販は,LOVEのみが。但し,出て来れたら」というTweetがあったのだけど,このことだったのか,と納得した。実際,少し待ってみたけど,LOVEちゃんは出て来られなかったみたい。大丈夫だったのかな。

そんな訳で,この夜は最高に楽しいライブになった。やっぱりライブはいいな。そして今夜,横浜初登場ライブに参戦! ツーマンなので,セット・リストも「たっぷりめ」とのことで,ますます楽しみ♪


ライブ参戦記: THE LIPSMAX HAPPY DOUBLE BIRTHDAY SPECIAL! (その1) [音楽]

先日書いた記事と順番が前後するが,7/31(金)に行って来た,THE LIPSMAXのライブの話。

この日は,「HAPPY DOUBLE BIRTHDAY SPECIAL!」と銘打たれたライブ@ 下北沢Garden。TOKIEさんと山口美代子さんの誕生日が,いずれも7月ということで,それを皆で祝おうという企画。

対バンも,お二人に縁のある方々。1つは,中村達也とKenKenの"SPEEDER-X"。中村達也はDrumsで,TOKIEさんとは"LOSALIOS"というバンドで一緒に活動してる。もう1つは,やはり女性3人のバンド"tricot"。美代子さんがtricotのサポート・ドラマーをやっていることから,声をかけたらしい。このライブが告知される以前から,美代子さん繋がりでtricotに興味を持っていたので,もの凄く楽しみだった。事前にYouTubeで曲を聴いてみた感じでは,結構好み。しかし,2バンド掛け持ちになってしまう美代子さんは,果たしてこの日tricotのドラムを叩くのか,というのがちょっと心配だった。でも,開演前,THE LIPSMAXの公式Twitterに,美代子さんがtricotのリハをやっている写真がアップされて,ひと安心。ということは,さすがに2バンド連チャンはないだろうし,当然THE LIPSMAXはトリだろうから,演奏順はtricot→SPEEDER-X→THE LIPSMAXだろうと予想が付く。

その予想通り,トップ・バッターはtricot。高校卒業して,部活の先輩後輩でtricotを結成して5年目らしいので,23~24歳くらい? の割には,ちょっと見幼い印象。(実は,先日アップされた中嶋イッキュウさんのブログで,彼女は26歳だということが判明。ってことはキダさんは27歳か) しかし,いきなり切れの良いギターと,パワフルなドラムの音。やっぱりこれはいいかも。YouTubeでいくつか聴いたことがあると言っても,まだ曲名も憶えてなかったので,どの曲をやったのかほとんど思い出せない。ただ,その後いくつかライブ映像を観た結果,記憶に残っているパフォーマンスから,「庭」と「99.974℃」をやったのは確実。「庭」では,途中メンバーが一旦はけて,美代子さんのドラム・ソロになる。その後,tricotのメンバーがマラカスやらサンバ・ホイッスルやらを手に,踊りながら再登場する,というのが定番らしい。この日はバースデー・パーティということで,サンバのリズム(?)の乗せて,「美代子さんTOKIEさん,誕生日おめでとう」(細かいことは忘れたが大意はそれ)のコール&レスポンス。そして,イッキュウさんが前列の観客に配ったクラッカーを一斉に鳴らす,という趣向。なかなかに盛り上がった。そして,「99.974℃」では,イッキュウさんとヒロヒロさんが,「かかってこいや~!」と叫ぶのが,これまた定番らしい。

Bassのヒロヒロさんは,まだ高校生でも通りそうなくらいの童顔。コンビニでお酒を買う時に,身分証の提示を求められたことがあるそうだが,さもありなん。Vocalのイッキュウさんは,長い黒髪が顔にかかって表情がよく見えないのだが,歌ってる時の表情は基本的に険しい感じ。睨み付けるような? TwitterとかInstagramでも,良く睨んでるものね。ただ,歌のないところで時折,客席を観て嬉しそうにふっと微笑む表情がとても可愛らしい。歌声の方は,この日も3列目くらいにいたせいか,残念ながらあまり良くは聞こえなかった。そして,Guitarのキダさん。この人のGuitarはリズミカルでカッコいい。tricotのウリであるところの変拍子のリズム。これは確かに病みつきになる。超絶テクのソロを弾く訳ではないのだけど,元々私はリズミカルなリフの方が好きなのである。Eddie Van HalenのGuitarが好きなのも,どちらかと言えば同じ理由。UnchainedとかPanamaとかRunaroundとかね。そして極めつけは,美代子さんのDrum。THE LIPSMAXとはがらりと変わった,ハードなDrum。こっちの美代子さんもいい。この人も,TOKIEさん同様,演奏してる姿や動作がカッコいいんだよね。そして楽しそう。身長はそこそこある(170cm前後らしい)にしても,華奢な印象の身体を目一杯に使って,といって無理な力が入ってる訳でもない。男のドラマーとはまた違って,音が繊細なようで好きなのである。

それにしても,キダさんとヒロヒロさんの,動くこと。演奏しながら,良くあれだけ動けるもんだ。しかも変拍子で。躍動感。あれもtricotの魅力の1つなのだろう。ステージに動きがある方が,観てる方も楽しいものね。この辺は,自分のバンドでも見習わないといけないな。とにかく,tricotを堪能した。そして,この日以来,どっぷりとハマることになるのである。

ところで,確かtricotの最後の方の曲だったと思うが,横の方で踊ってた客が,いきなりクルクル回り出した。と思ったら,その場で回るのじゃなくて,重心の狂ったコマみたいに,回りながらランダムに動き出し,周囲の客に激突している。なんだありゃ。バカなのか? 私も,ぶつかられこそしなかったが,足を踏まれた。腹立たしい。後で調べたら,あれが「モッシュ」とかいうやつなのか。盛り上がるのは勝手だが,周りに迷惑をかけるのは頂けない。tricotのライブではよくあるものなのかも知れないが,この日はワンマンではないし,THE LIPSMAXのライブでそういう盛り上がり方は観たことがない。ライブの楽しみ方は人それぞれ。もう少し考えて行動してもらいたいものだ。折角盛り上がってた気分が,これで若干削がれてしまった。本当に頭に来る。

ちょっと長くなったので,後半へ続く。


ライブ参戦記: THE LIPSMAX@下北沢Garden [音楽]

昨晩,THE LIPSMAXのライブに行ってきた。約1ヶ月ぶり。場所は前回と同じ,下北沢Garden。対バンは,THE RiCECOOKERSとbrainchild's。THE RiCECOOKERSは名前だけ聞いたことがある。例によって,一切事前の下調べなし。

開場の10分ほど前に到着すると,いつものように整理番号順に階段に並ぶのかと思いきや,会場より1つ下の地下2階へ行くように指示された。というか,地下2階があるとは知らなかった。行ってみると,だだっ広いコンクリート打ちっぱなしみたいな空間に,コイン・ロッカーだけが並べてあるようなところ。こんなところにコイン・ロッカーがあったのか。普段も使えるのかしらん...って,驚いたのはそっちではなくて,人の数。しかも女性ばかり。男は自分を入れて数人しか見当たらない。女子率95%以上は確実。年齢層は若干高め。一体どういうこと? THE LIPSMAXのファンでないことは明白。ってことは,対バンのどちらか? しかも,これだけの人数を動員するということは,有名なバンドなのか? さっぱり分からない。

やがて整理番号順に呼ばれて,会場入りすることに。自分の整理番号は200番台。一番上の桁は,きっとチケットの種別(ファン・クラブとか会場売りとか)で,まさか本当に連番の200番目以降とは思っていなかったのだが,間違いだった。そうではなかった。まだ来てない人もいたらしく,歯抜けではあったが,大きな飛びはなかった。やっぱり今日は客が多い? 中に入ってみると,それほど人が多い訳でもなかったが,既に前から6列くらいは出来上がっている。THE LIPSMAXのライブでこんなに後ろになったのは,たむらぱんとの時以来だ。もっとも,ほとんど女性で,特に背の高い人もいなかったお陰で,割りと見通しは良い。まぁ仕方がないか。

THE LIPSMAXの出番が最後なら,入れ替わりで徐々に前に行けるかとも思ってたのだが,ステージの上を見ると,TOKIEさんの赤いアップライトベースが立ててある。残念ながらトップ・バッターのようだ。しかし,若いLOVEちゃんはともかく,大御所リズム隊を擁するTHE LIPSMAXがトップとは,他の2バンドはそれほど大物なのだろうか?

やがて開演時刻となり,いつものように「テキーラ」の曲に合わせて3人の登場。このくだりを分かってる客は,私より前にはほとんどいなかった模様。実際,後でLOVEちゃんが,「THE LIPSMAX初めての人は拍手!」と訊いた時,前方の女性軍はほぼ全員拍手していた。

この日の演奏は「J.T.Beat」から。珍しいかも。あとは,曲順は定かでないが,「I Know What You Did」,「Miss Bunny」,「Rhapsody in Blue」,「Devil's Sisters」,タイトルの分からない曲数曲...。LOVEちゃんがギターを置いて,カウベル叩きなら歌う曲はなんて言うんだろう? 「You」はやったっけ? どうも記憶力が悪い。でも「Sugar High」は今日もなかった。この日がGardenのミキサーさんの誕生日とかで,LOVEちゃんがマリリン・モンローの真似で,セクシーに「Happy Birthday」を歌うレアなおまけも。アップテンポの曲ばかりということもあって,かなり盛り上がった。LOVEちゃんは,珍しくぴょんぴょんジャンプしながらギター弾いたり,TOKIEさんもいつもより弾いてる時のアクションが大きいように見えたり,メンバーもちょっとハイテンション気味だったのかも。とにかく楽しくて,あっという間に終わってしまった。

そしてこの日特に驚いたのは,いつもより音が綺麗に聞こえたこと。特にLOVEちゃんのボーカルの抜けがすごく良かった。いつもだと,他の楽器の音に紛れてしまって,歌詞がよく聞き取れなかったりするんだけど。これってもしかして,いつも最前列かぶりつきなのがいけなかったのか? 確かに,最前列だとスピーカーがほぼ真横にあることになるので,ボーカルの音はストレートには届かない。一方でドラムの生音は近いし,私の定位置はTOKIEさんの真ん前なので,ベース・アンプの音もPAを通さないで聞こえてくる(はず)。まぁ,前の方は音響的に良くないのは分かっていたんだけど,それでも間近で観たいのがファン心理。どちらを取るのか,難しいところである。

THE LIPSMAXが終わってしまって,残るは知らないバンド2つ。帰っちゃおうかとも思ったのだけど,こういう機会がないと二度と聴くことはないかもしれないし,少しでも聴いておくべきだろうということで,後ろに下がって,ビールを飲みながら聴くことにした。お次はTHE RiCECOOKERS。LOVEちゃんが,「New Yorkから来たTHE RiCECOOKERS」と言ってたので,まさか外タレ? なんて思ってたら,普通に日本人だった。そりゃそうか。フェスでもあるまいし,外タレが対バンで出演しないよねぇ。ところで,何故かこの日は,バンド間のセッティングの時に幕が閉じなかった。なのでセッティング中も丸見え。壊れてたのか,イベント主催者側の意向によるものだったのか。THE LIPSMAXが2番手以降だったら,それも観られたのに。そう言えば以前,同じように幕が開いたままのセッティングの時に,音出し確認で何かの曲をちょろっとやってたことがあったっけ。あれはちょっとお得な気分だった。

さて,THE RiCECOOKERSだが,バークリー音楽院出身者がメインのバンドで,New Yorkを活動拠点としているそうだ。へー。出稼ぎ中? 確かに洋楽っぽいけど,私の好みからすると,可もなく不可もなく。ボーカルの声が低めなせいか,LOVEちゃんの時のように,クリアには聞こえて来なかった。あとギターがあまり面白みがない感じ。エフェクトを強めにかけてたり,シーケンサーも使ってたみたいだけど,もう少しシンプルな音の方が,曲には合うような気がした。ちょっと辛めの評価だけど,これは隣にいた,背の高い若い女の子が,一人だけノリノリで踊りまくってたので,却って気分的に冷めてしまったせいもあるかもしれない。え~,この曲で踊るの? みたいな。まぁ,ちょっと可愛めの子ではあったけど。

そんな感じで,すっかり冷めてしまって,いよいよもう帰っちゃおうかと思ったのだが,次のバンドも,せめて1曲だけは聴いていくべきだと,自分で自分を説得。実は,女性客ばかりを大動員したのは,THE RiCECOOKERSなのかと思っていた(入場するとき,すぐ前の女性が,お目当てのバンドは「RiCECOOKERS」と答えてた)のだが,前方の様子を見る限り,どうも違うようだ。ということは,「brainchild's」? こうなると,brainchild'sなるバンドがどんなものか観てみないと帰れないという気持ちにもなる。

いよいよbrainchild'sの登場。案の定すごい歓声。やっぱり,一番人気はこのバンドだったか。メンバーはみんな若い。と思ったら1人だけ年配の人が。そしてオープニングは...なんだこれ? どこかで聴いたような...。あ~,どこかのコンビニの! どこかのコンビニで,何かの時に流れてくる電子音の曲。何の時だっけ? それをバンド編成で大袈裟に演奏する。一人だけ年配の人が,まるでコンビニ店員のような喋り方で挨拶。これってコミック・バンド? でも,続く曲を聴くと,そういう訳でもなさそうだ。更にその次はインストだし。年配の人は,ボーカルであって,リード・ギターでもあるようだ。他にギターとアコギが1人ずついるのに。不思議な編成。ボーカルの人は,ステージで話すのも好きみたいで,それでいつも曲の時間がなくなると言ってる。なんだか面白げなバンド。

曲は,正直私の好みにハマるものではない。が,別に嫌いでもない。なんと,このバンドには,他にも3人のボーカリストがいて,それぞれキャラクターが異なっている。曲もバラエティが豊富で,みんなで何でも好きなことをやるバンドみたい。曲間の喋りも面白いし,何より楽しそうにやってるのが良い。結局,アンコールまで含めて,最後まで聴いてしまった。

で,brainchild'sとは何者だったのか。帰ってから調べてみたところ,年配のボーカル&ギターの人は,解散したTHE YELLOW MONKEYのギターの人だということが分かった。なるほど。少し年齢層の高い女性ファンが多かったのはそのせいか。そう言えば,以前も似たようなことがあった。自分にはなんだかパッとしないバンドに見えるのに,女性ファンがキャーキャー歓声を上げている。後で調べたら,やっぱり人気バンドのギターの人が,別にやってるバンドだった。特にメジャーじゃないバンドが動員数を稼ぐ理由って,そういうものなのかもね。

ところでこの日,LOVEちゃんのMCで出て来た「唇最大」。これは,前回7/31のライブで,対バンだったtricotの中嶋イッキュウちゃんが,「LIPSMAX」を直訳して言ったもの。その後のTHE LIPSMAXの出番の時に,メンバー3人でウケてたので,気に入ったのかもしれない。それに対抗(?)したこの日のLOVEちゃんの直訳は,THE RiCECOOKERSが「米炊き職人」,brainchild'sは「脳みそ子供」。「脳みそ子供」って...^^; こういうのって,大阪人の血が騒ぐのだろうか。

という訳で,8月ももう終わり。でも,次回のライブは2週間後の9/10@横浜THUMBS UP。横浜のライブ・ハウスは初めてなのと,今度はツーマンということでまたまた楽しみ。


歌声に恋して [音楽]

輝ける星
小松未歩「輝ける星」(1997)

何となく久し振りに小松未歩を聴いてみた。

いいなぁ。やっぱりいい。それにしても,なんでこんなに自分は小松未歩が好きなんだろう。しばらく聴いていて,ふと気が付いた。私はこの声が好きなんだということに。17年以上も聴いてきて,初めて気付いた。音楽とか歌とかそういうものと関係なく,この女性が歌っている時の「声」が好きなんだと。元々,声フェチだということは自覚しているが,そういう意味で,多分今まで聴いた中で,自分にとって最も理想的で魅力的な声なんだと思う。上手いとか,綺麗な声とかいうことではない。ただ好きなのである。どこがどうとは表現出来ない。かなり本能的な部分でそれを認識しているのだろう。

はっきり言って,ボーカリストとして歌が特に上手いという訳ではない。私は基本的に,歌の上手くないボーカルの曲は聴かないし,女性ボーカルも含めて,「カッコいい」ことが第一条件。でも小松未歩の歌をカッコいいと思ったことはない。どちらかというと,飾り気がなくて,自然体でストレートに声を出している感じ。でも聴きたくなる。勿論,曲が気に入らなければ聴くこともなかったし,ポップでキャッチーな曲を作る才能には類い稀なものがある。しかしそれだけではない。あの声であの曲を歌うのが聴きたいのだ。その声は心のどこかを掴んで揺すぶって離さない。ちょっと稚拙な歌詞でも,あの声で歌われるから切ないし,微笑ましいし,感動する。それで余計に曲が好きになる。「輝ける星」なんて最高の名曲だと思ってるけど,本人が歌っているのでなかったら,涙が出そうなほどに美しい曲だとは感じなかったのではないか。なるほど,そういうことだったのか。すとんとハマるように納得してしまった。

思えば,何枚目からかの彼女のアルバムの音には不満タラタラだった。打ち込み中心は仕方ないとしても,安っぽすぎるバックの音。とてもプロの仕事とは思えなかった。でも,それは最悪許せた。せめて歌声だけちゃんとしていれば。なのに彼女の声にまでエフェクトをかけまくっていたのだ。許せない。あの声が聴きたくてアルバムを買ったのに,なぜそれを変に加工してしまうのか。何故クリアに,ありのままの彼女の声を聴かせてくれないのか。それがずっと腹立たしかった。でもそれは音楽ファンとしての自然な憤りだと思っていた。そうじゃなかったんだな。気に入らないなら聴かなきゃいいだけなのに,結局それが出来なかったんだから。

たくさんの曲を残してくれたからまだいいけど,新しい曲が聴けないのは残念で仕方がない。折角同じ時代に生きているのに,今の声が聴けないのが淋しい。どうしているんだろうなぁ。中原めいこもそうだけど,やめるなら,せめてはっきり区切りを付けてからにして欲しいものだ...。


最高のロッカー [音楽]

昨日のライブのMCで,こんな問い掛けがあった。自分が最高だと思うロッカーは誰か。正確な文言は違ったと思うけど,忘れてしまった。いずれにしろ,内容はそんな感じ。ちゃんゆみちゃんは甲本ヒロトだそうな。うんうん,他でもそんなこと言ってたよね。ってか,2曲目のタイトルにも入ってたし。で,じゃぁ客席の皆さんは? って言って,マイク持ってステージ降りて来た。こっち来ないで~。どんどん近付いてきたけど,私の目の前の人で止まって,ギリギリセーフ。

何が嫌って,皆が盛り上がるような人を挙げられないから。皆がよく知らない人を,あれこれ説明するのも面倒くさいし。会場から挙がったのは,桑田佳祐,忌野清志郎,少女時代。少女時代ってのはなんだか分からないけど,他はまぁ順当か。でも私の場合,桑田佳祐の曲は嫌いじゃないけど,積極的には聴かないし,清志郎も,陽水と共作の「帰れない二人」は至高の名曲だと思うけど,あとは「雨上がりの...」以外聴いたことがない。だから,順当だと思っても,自分の口から出ることはまずありえない。

盛り上がらなくてもいいって言うなら,どうだろう。VAN HALENを挙げるかな。でも,きっと期待されているロッカーのイメージとは違うだろうし,hy4_4yhを聴きに来てる人で,VAN HALENが誰だかちゃんと知ってる人も,ほとんどいないだろう。だけどEddie Van Halenはカッコいいのだ。カッコつけてるんじゃなくて,自然体のカッコよさ。超絶に難しいフレーズを,楽しくてたまらないという表情で弾きまくる。実際楽しいんだろう。音楽を心から楽しんでいる。その喜びを,観てる人に分けてあげているというイメージ。そこが素晴らしい。

日本で「ロック」というと,なんだかバタくさい,泥臭いイメージになってしまう。「ロック」という言葉からして,口にだすのもちょっと恥ずかしい。でも,本来の"Rock"って,違うよね。"Rock"はカッコよくないと。そもそも,自分は音楽のジャンル分けがイマイチわからない。ジャンルで曲を好きになる訳ではないし。とにかくカッコいい音楽が好き。それが,VAN HALENであり,Phil CollinsがVocalの時のGenesisであり,The Policeであったり。ジャンルで言ったら,VAN HALENはハード・ロックだけど,Genesisはポップなプログレ? The Policeはホワイト・レゲエ? 全部違うけど,ポップなプログレならなんでも好きなわけではない。

そういう観点で見ると,日本でカッコいいと思えるミュージシャンがあんまりいない。特に男性では。なんか,女性受け狙ってカッコつけてる匂いがぷんぷんするのが嫌。かと言って,敢えて男受け狙ってる暑苦しいのも嫌。営業上の都合はあるんだろうけどね。音楽そのものが良いと思えないものは論外。で,そうなるとほとんど残らないのだ。逆に,女性ミュージシャンだと時々いる。これは何故なんだろう。同性に対する目がどうしても厳しくなるということなんだろうか。だから,必然的に,日本の曲で聴くのは,女性ボーカルのものが多くなる。ボーカリスト限定で言えば,THE LIPSMAXのLOVEちゃんが,一番最近カッコいいと思った女性。あとは初期の椎名林檎とか,川本真琴とか。それから,これまで,日本の女性ボーカルで,これぞロック・ボーカリストだと感じたのは,Judy&Maryの頃のYuki。声の出し方と歌い方がカッコいいんだよね。

日本の男性ボーカルに至っては,最近の人で聴く人は皆無。やっぱり,井上陽水と安全地帯の頃の玉置浩二になってしまう。少し新しいところでは「たま」。「たま」は色ものバンドだと思ってる人が多いと思うけど,ちゃんと聴くと本当にカッコいい。音楽ジャンルでいったら「ロック」じゃないかもしれないけど,でもある意味「Rock」。

そんな感じで,いろいろ思い浮かぶけど,じゃぁ昨日の問い掛けにどう答えるかというと,やっぱりまだ悩む。でもそうやって考えてるのがなんか楽しいので,今でもこうしてあれこれ思いを馳せているわけで。別に答えなんてなくていいし,人に話してを納得してもらう必要もないんだよね。だから,改まって聴かれると困る。

客席に訊いたあとで,じゃぁあたいちゃんは? という問いに,ちょっと悩んで「内田裕也」。そうね,受けそうなのはもうそのくらいしか残ってないよね。私的には,「昭和のロックン・ローラー」なんだけど。あんまり歌ってるのを聴いたこともないな。そう言えば,「矢沢永吉」は出てこなかった。やっぱり,最近の人には馴染みがないのかも知れない。内田裕也は,音楽以外でワイドショーにも時々登場するからね。

ところで,hy4_4yhは今度イベントで,岡村靖幸のすぐ後に登場することになっているらしい。ああそうだった,岡村靖幸はカッコいいねぇ。最近の人にもまだ知名度はあるのかな? 一時期激太りしてたけど,今は少しは痩せたんだっけ? 川本真琴の師匠(本人がそう呼んでた)。でも彼もロックって感じじゃないよなぁ。


ライブ参戦記: hy4_4yh@渋谷R-Lounge [音楽]

渋谷R-Loungeのあるビルの1F。hy4_4yhのGIGの情報は,どこにも書かれていないようだった。

6/9はロックの日なんだそうな。ありがちな語呂合わせで,日本人以外には通じないんだから,どうでもいいんだけどね。で,この日に因んで,hy4_4yh(ハイパーヨーヨ)が渋谷で無料ワンマンGIG(ライブのことを彼女たちはGIGと呼んでいる)をやるという。セットリストはロック縛り。hy4_4yhのワンマンに行くのにはちょっと気後れしていたのだが,無料だしいいか,と思って,観に行ってみることにした。

hy4_4yhを知ったのは,昨年12月のTHE LIPSMAXとのツーマン。勿論,THE LIPSMAXがお目当てで,hy4_4yhが誰なのかも全く知らなかった。「世界にYAVAYを発信する」って何? どういう音楽? って感じ。その時のライブは,hy4_4yhがホスト役のイベントだったので,THE LIPSMAXが先に演奏を終え,私も最前列を引き払い,後方で何が起きるのか見守ることに。そして出て来たのは,小柄な可愛い女の子2人組。ラップとかヒップホップとか(はっきり言って,この辺りのジャンルはよく分かってない)がベースの人達らしいのだが,何しろそのエネルギーが圧巻。ステージを所狭しと跳ね回り,踊り回り,まさにハイパー。あの細くて小さな身体のどこからそんなパワーが溢れてくるのだろう。ほとばしる若さにタジタジのおじさんだった訳だが,MCになると雰囲気が一変して,ちょっと舌足らずのおっとりしたトークを2人で繰り広げる。終始,明るくて元気で可愛くて,不思議な魅力のある子達だった。因みに,この場合の「可愛い」は,女性に対してというよりも,娘に対してという感情に近い。実際に娘はいないけれども。でも,自然に父親目線になってしまう。そのくらいの年齢差なもんで。

それ以来,ちょっと気になっていた2人組。少しずつメディアでの露出も増えてきているようで,出演TV番組もチェックしている。頑張ってるな~,と思うと何だか嬉しくなってしまう。ただ,じゃぁライブを観に行くか,というと,どうも心理的な抵抗が大きかった。hy4_4yhは基本的にノリノリのステージを見せるグループなので,観客も一緒に踊ったり手を振ったりする訳だ。実際,去年の12月の時も,前の方に集まったhy4_4yhのファンは大いに揺れていた。オタ芸ってのとはちょっと違うが,なんだかキメの動きがあるっぽい。私はどうもそういうのが苦手なのだ。ツーマンの時は,お目当て以外の観客は,後方で普通に観てても違和感はないが,hy4_4yhファンばかりのライブで,普通に観てたら浮くことは必定。ライブの盛り上がりに水を差すようなことがあっては申し訳ない。そんな理由で,敬遠していたのである。

でも,そうは言っても,やっぱりもう一度観てみたい気持ちもあった。実を言うと,先月,某所での新曲プロモのインストア・ライブには行ってみた。インストア・ライブなら,踊り狂わなくても浮くことはないし。しかし,時間は短いし,曲数も少ない。今ひとつ物足りない。無料GIGなら,必ずしもファンばかりじゃないかも知れないし,大丈夫かな? いや,そもそもファンじゃないと,GIGがあることさえ知らないか。なんて具合に,今回も行くか行くまいか,結構迷っていたのである。でもまぁ,こういうのは経験してみないと。と自分を鼓舞して,行くことにした。

場所は渋谷のR-Lounge。東急ハンズの向かいのビルの7階だ。エレベータが小さくて遅くて,上に登るのに時間がかかる。エレベータのドアが開くと,もうそこは受付で,1ドリンク代500円だけ支払う。なんか狭い。DJブースの前に,奥行き2メートル弱の壇(ステージ?)があるだけで,一体どこでやるつもりなのか謎。蓋を開ければなんてことはない,バックは完全打ち込みの,カラオケ形式だった。12月のライブもロック・バージョンだったのだけど,あの時はバンドがいたので,今回もそうなのかと思っていた。ちょっと残念。でも,こっちの方が通常のスタイルなのかも知れない。

2人のパフォーマンスについては,いつも通り元気一杯。狭いステージを隅から隅まで跳ね回り,髪を振り乱して踊り,熱唱。この子達を気に入っている理由のひとつは,何しろ声がいいということ。音程もしっかりしてるし力強い。見た目から,アイドルのような細い可愛い声を想像してたらびっくりする。2人で歌うところは,綺麗にハモってる。デス声(っていうの?)だって,軽くこなしちゃう。とにかくちゃんと音楽しているのだ。紛れもないプロなのである。それを,ちょっとお惚けのおっとりキャラで包み込んで,とがった感じに見せないのが魅力なのかも知れない。

演奏したのは,予告通りロック・チューンばかり。曲そのものは,あまりバリエーションがないというか,どれもちょっと似たような印象なのが残念。そういう意味では,ロックの日のロック縛りというのが裏目。Funkotとかヒップホップの曲も聴きたかったな。ロック・チューンがダメというのではなくて,あくまでもバリエーションの問題。でもまぁ,彼女たちが歌って踊る姿を見てるだけで楽しくなってくるので,それさえ大した問題ではない。あ,でもカレーライスの歌は可愛かったな。

そんな訳で,あっという間の約1時間。アンコール(自分で「アンコールはこの後すぐ」みたいなことを言って退場(?)して行ったのだが)は,新曲の「LOVE GENOME」。本日唯一のラップだった。

物販では,ハイレゾ音源を含む限定品パックを先行発売,という話だったのだけど,終演後あっという間に長蛇の列になってしまって,まぁいいか,と思って退場。ハイレゾ音源は,WAVファイルを収めたUSBメモリでの提供だったみたい。ところで,このWAVファイルを,hy4_4yhの2人は「ワブ・ファイル」と呼んでたけど,巷では普通にそう呼んでるのかな。本来は「WAVEファイル」なので「ウェーブ・ファイル」なんだけどなぁ。分かるからいいと言えばいいけど。


ライブ参戦記: THE LIPSMAX@下北沢Club251 [音楽]

当日のライブ看板

去年,ひょんなきっかけからTHE LIPSMAXのライブを観て以来,ほぼ月イチペースでライブを観に行っている。THE LIPSMAXのワンマンではないので,毎度毎度お初の対バン・アーティストに出会えているのに,何か記録しておかない手はない,ということで,重い腰を上げてライブ・レポートもどきを書いておくことに。前回以前のライブのことはもうだいぶ忘れてしまっているのだが,追々思い出しつつ書いていきたいと思う。が,取り敢えず直近のライブから。

6/5(金)のTHE LIPSMAXライブを観てきた。

その前の週に,おかしな風邪で寝込んでいたこともあって,予定はしていなかったのだが,数日前になってようやく咳も治まってきたので,急遽参戦。何しろ,咳き込み始めると喘息のように激しく,止まらなくなってしまってたので,その状態で行ったらさすがに迷惑だしねぇ。

この日の会場は,下北沢Club251。以前のTHE LIPSMAXライブで行った,下北沢440の真下の店だった。440はまさかの着席スタイルで驚いたのだったが,まったく予期していなかったことに,251も同じ着席スタイル。前回はどうも感じが出なかったんだよね。前回は最終的に,LOVEちゃんの指令でみんな立ち上がったんだけど。さてどうなることか。チケットの予約をしたのがギリギリだったので,前の方はほぼ満席。1つ2つ空きはあったのだが,後ろにちょうどバーのスツールのような背の高いテーブル席があったので,却って観やすいだろうと,そこに陣取る。

この日も例によって,対バンは知らない人ばかり。キャリアも分からないから,演奏順も想像がつかない。しかも,開演時間10分過ぎても始まらないし。いい加減焦れてきたところに,ようやく登場したのはSAICO。年齢不詳の女性ボーカル。ちょっとハーフっぽい顔立ちの美女。バックはアコギ1本。2人組なのかと思ったら,ギターはサポートだった。結構上手い。SAICO自身も,少しハスキーな感じはあるけど,伸びのあるいい声。愛だの恋だのを軽やかに歌う感じではなくて,苦悩とかメッセージとかを訴えかけるような歌詞。少し重め。途中のMCで,この5月にデビュー25周年を迎えたと話していた。え? いったいいくつなの? 後で調べたところによると,なんと43歳なのだそうな。とても見えないなぁ。過去,いろいろ大変な時期を乗り越えてきたようで,感極まって涙するところも。

さてお次。てっきりTHE LIPSMAXが登場するかと思いきや,アコギを手にしたおっさん(失礼)が1人で登場。藤井一彦という人。これまた全然知らない。いかにも昔っぽいフォーク・ロックって感じ? 歌詞もそんな風。ちょっとだみ声っぽい声で,「オイラは~」とか歌いそう(実際は「オイラ」は出てこなかったと思うけど)。今でもこういうのって受けるんだろうかと思ったが,斜め前に座ってた女性3人組(30代位?)はファンだったらしく,曲によっては立ち上がって(後ろの人にちゃんと断ってたけど)踊って盛り上がってた。とはいえ,藤井氏本人もMCで言っていたが,藤井氏お目当てのファンは少なかったみたい。アウェイな雰囲気は大好きだ,と語っていたが。ただ,ギターは滅茶苦茶上手かった。パーカッシブで迫力があって,ギター1本でも充分な演奏。あとで調べたら,頭脳警察のギターもやってるのね。メインはTHE GROOVERSというバンドみたいだけど。年齢はほぼタメ。なるほどね。道理で耳慣れた感じがする訳だ。

で,ようやくTHE LIPSMAX登場。但し,この日はあらかじめ告知されていた通り,TOKIEさんとLOVEちゃんの2人構成。以前の美代子さんが急遽来られなくなった時のライブで,TOKIEさんが"THE",LOVEちゃんが"LIPS",美代子さんが"MAX"なんだ,なんて言っていて,それがなんか妙にしっくり来ると思ってたのだけど,それを受けて,"MAX"抜きなのでこの日は"THE LIPS"。表の看板にも,しっかり"THE LIPS"って書いてあった。こういうちょっとした遊び心が楽しい。

因みに美代子さんは,tricotという別のバンドのサポート(?)で,アジア・ツアー中らしい。なので,今月は引き続きTOKIE&LOVEで活動するそうだ。

さて,ちゃんと始まるちょっと前に,LOVEちゃんがちょろっと舞台袖に出て来たのだけど,いつものユニフォームじゃなくて,頭もリーゼント(?)じゃなかった。おやっ? このまま出てくるのかな? と思ったら,そのままだった。2人構成の時は,その都度衣装を変えるとのこと。LOVEちゃん,なんだか凛々しい。まるで宝塚の男役みたいだ。と思ったら,やっぱり皆にそう言われるらしい。そして,ちょっと遅れてTOKIEさん登場。これがまた本当にびっくりするくらい可愛らしい。頭はLOVEちゃんがやってくれたという,女子十二楽坊チックに小さなお団子を2つ載せた髪型。衣装もとてもシックで女性らしく優しげ。元々クール・ビューティのイメージが強かったので,意表を突かれてドキッとしてしまった。そして,この日のベースは,いつもの赤いアップライトではなくて,小さなウクレレ・ベース。椅子に座ってウクレレ・ベースを抱え,にっこり静かに微笑む姿は,まるで女神様のようでありましたとさ。

という訳で,この日はいつもと違って,アコースティック・ライブの様相。まぁ,いつもだってBassがエレクトリックなだけなんだけどね。でも,ドラムがない分,楽器の音が抑えめで,LOVEちゃんの声が際立って映えてるように感じた。いつもは最前列近くで,スピーカーとの位置関係が悪いせいもあるのかもしれないが,この日は全体的に音がとても綺麗に聞こえた。このハコの音響がいいのだろうか。そしてウクレレ・ベース。小さいし,フレットも(多分)あるし,いつもと同じようには弾きにくいのではないかと思ってたのだけど,全く違和感なく弾きこなしていたのはさすが。しかも,あんなに小さいのに,しっかり太い音が出ていた。マイルドな音。

最近とみに記憶力が悪いので,何を何曲演奏したのかよく覚えていないのだが,消去法で考えると,少なくとも"Miss Bunny"と"J.T.Beat"はやってなかったような。"The Lip Smack"もなかったかな。とすると,全部で7~8曲だろうか。というか,実際音源がまだ4曲しか出てないから,ちゃんとタイトル知らない曲もあって,余計に覚えられないんだよね。名前って重要だ。ニュー・アルバムが待ち遠しい。ともあれ,いつもと一味違ったTHE LIPSMAXを堪能させて頂きました。最後,何故かアンコールの拍手が起こらなかったのが不満。自分は拍手を続けようとしてたんだけど,周りからはふわっと消えてしまった。まぁ,こういうこともあるか。TOKIEさんが最後の方で,今日はこれでおしまい,みたいなこと言ったから,遠慮しちゃったのかな。用意されていたのだとしたら,申し訳なかったし,聴けなくて残念。

MCでは,同性愛の話題が出て来て,LOVEちゃんはTOKIEさんが好きだし,TOKIEさんもLOVEちゃん好きよ,ってことで,じゃぁ2人で噂になっちゃう? そしたら,美代子さんは? なんて,客席と掛け合いになったりして盛り上がった。さすがにLOVEちゃんはトークが上手い。

終演後の物販は,自分の席のすぐ後ろで,どうしようかとボーっと見てたら,ふいにLOVEちゃんと目があって,にっこり会釈されてしまった。年甲斐もなくあたふた。キラー・スマイルですな。結局,3枚目のCDを買って,お二人にサインと,握手までして頂きました。幸せ。

そうそう,着席スタイルについてだが,結局この日は最後まで立ち上がらず。アコースティック・ライブっぽく,お二人も座って演奏していたし,特に違和感もなかった。じっくり聴いて楽しむ感じで,こういうのもいいかもね。

Devil's Sisters - THE LIPSMAX