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無患子の実 [日記]

秩父・椋神社の無患子の実

ロケットのような変わった花火(?)を,空高く打ち上げることで有名な,秩父・吉田のお祭,「龍勢」。その発射台を夏に訪れた時,近くの県道37号線沿いにある「椋神社」の境内で,たくさんの緑色の実をつけた大きな木を見つけた。見たこともない実だが,木の実というのは,何だかちょっと嬉しい気分にしてくれる魅力がある。小さい頃に喜んで拾い集めたどんぐりみたいに。それで,これは一体何の木だろうかと,名札か何かないか探してみたところ,中のある木に「無患子」と書かれた札が下げられていた。う~む。読めない。それらしい木の名前も全く思い浮かばない。

後で調べたところ,「無患子」は「ムクロジ」と読むそうだ。ふ~ん。「ムクロジ」なんて名前の木,生まれてこのかた,聞いたこともない。聞いたこともないのだから,読めなくても当然か。なんて,誰にともなく言い訳をしてみる。

その時はそれ以上の興味も湧かず,そのままになっていたのだが,昨日,深大寺の境内を散歩していた時,「ムクロジ」と書かれた木を見つけた。夏のことなどすっかり忘れていたのだが,「ムクロジ」という音に微かに聞き覚えがある。傍らの看板を見ると,「ムクロジの実は,追羽根に使われる」と書かれている。「ムクロジの実」ということで,ようやく繋がった。椋神社の実のなる木だ。こうして,いずれも神社仏閣で出逢ったのは,単なる偶然なのだろうか。あるいは何か故あって,神社仏閣に植えられることの多い木なのだろうか。

羽根付きの玉には,実の中の黒い種子を使うそうだ。また,この種子を使って,数珠を作ったりもするらしい。もしかしたら,これが神社仏閣との接点なのか? 更に興味深いことに,ムクロジの実には,界面活性作用を持つサポニンが含まれるそうで,昔は石鹸代わりに使われていたこともあるのだとか。いや,調べてみると,今でも「ムクロジ石鹸」なるものを作って販売している会社もあるようだ。もっとも,天然成分だからといって安全とは限らないのだが。サポニンって毒性も持っているそうなので。

もうひとつ驚いたこと。先頃まで育てていた「フウセンカズラ」は,ムクロジ科に属する植物なのだそうだ。こんなに身近に仲間がいたとは。もっとも,フウセンカズラの場合,実に果肉があるようにも見えないので,サポニンが含まれているのか,石鹸代わりになるのかは不明である。


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