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ブラウザの自動アップデートとSelenium [ソフトウェア/PC関係]

Selenium 2 Testing Tools: Beginner's Guide
Selenium 2 Testing Tools: Beginner's Guide

「Selenium」というのは,Webアプリケーションのテストを自動化するツールだ。ユーザーがブラウザ上で実行する操作をエミュレートして,問題がないかどうかをチェックするプログラムを書ける。今や,Webショッピングやらネット・バンキングやら,様々なものがWebアプリケーションとして実装されるようになっているため,そのテストを自動化することは,ソフトウェア開発における重要な関心事の一つなのだ。しかも,Webアプリケーションを実行するプラットフォームとなるブラウザーにいくつもの種類やバージョンがあるので,それぞれ個別に対応していては人でも費用もかかってしまうが,ブラウザへの依存部分はSeleniumが吸収してくれるのでテスト・プログラムは共通で済む。そういうありがたいツールなのである。

そう言うと,ユーザーの立場にある一般の人には無関係のように感じるかも知れないが,実はそうでもない。このツールは,ユーザーにとっても,面倒な操作を自動化するために使えるのだ。例えば,カード会社のHPにアクセスして,口座から引き落とされる予定の額をチェックするのは,カードの種類が多くなればなるほど,毎月かなりの手間となる。こんな場合,Seleniumを使ったプログラムを書いてしまえば,後はプログラムを実行するだけなので,毎月のチェック作業が格段に楽になる。

勿論,何かしらプログラムを用意する必要があるので,プログラミングが苦手な人には敷居が高いだろう。ユーザーの操作を記録して,プログラムを自動生成するツールもあるのだが,何も手を加えないで済む場合は稀だと思われる。ただ,Rubyのようなスクリプト言語も使えるみたいなので,これを機に勉強してみるのも良いかもしれない。

ともあれ,私はこれを使って,ある処理を定期的にスケジュール実行するように設定している。もう数ヶ月も,特にトラブルなく過ぎていたので,ちょっと油断していたら,昨晩,これが数日前から機能していないことが分かった。試しに,プログラムを手で実行してみると,ブラウザは立ち上がるものの,指定したWebページが表示されない。コマンド・プロンプトには例外メッセージが出力されている。Webページの構造が変わったのならプログラムで対応する必要があるが,ページが表示されないのだからそういう問題ではないだろう。となると,怪しいのはブラウザのバージョン・アップ。FirefoxもChromeも,頻繁にアップデートされるので,AddOnが対応に追いつかないのはよくあるケースだ。今回はAddOnではないが,ブラウザの変更によって,Seleniumからコントロールできなくなってしまったのだろう。

取り敢えず,selenium-server-standalone.jarの新しいバージョンが出ていないかを調べてみると,最新はバージョン2.28.0。手持ちのより新しいので,早速ダウンロードする。Javaコマンドのクラスパスを変更して,再実行してみたところ,あっさり動作するようになった。

エラーが起きた時に,それを何らかの形で通知するようにしておかなかったのが悪かったと言えばその通りである。日頃若手エンジニアに口煩く言っていても,自分で使うプログラムなんてそんなものだ。ただ,再発は困るので,少なくともエラー通知メールを送るくらいにはしておきたいところ。もっと言えば,selenium-server-standalone.jarの自動更新まで出来たらいいのだが,さすがに面倒くさそうだ。RSSでもあれば楽なんだけど...。


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