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三十槌の氷柱 [日記]

秩父行の続き。

羊山公園から見た武甲山。秩父の至る所から見えるのだが,この山を見ると,秩父にいるという実感が湧いてくる。なんとも不思議な魅力を持った山である。

この日の最後のミッションは,奥秩父の「三十槌(みそつち)の氷柱」を見に行くこと。1月半ばから,夕方にライトアップをしているそうなのだが,それが2/19(行った日の翌日)までだというのである。せっかくここまで来たのだから,これは是非見ておかないと。

夕方まではまだ少し時間があったので,先に羊山公園に行ってみたのだが,これが寒いのなんの。こんな状況で,氷柱が出来るほど寒い所へ行って,大丈夫だろうか。ちょっと弱気になってしまうくらい寒い。

秩父のシンボル,武甲山はうっすらと雪化粧している。石灰岩の切り出しで段々になっているので,ストライプ模様になっているのが,他の山にない特徴だろう。先日,某TV局で秩父の特集番組をやっていて,その中で1950年頃の武甲山の写真を紹介していたのだが,まだ山の形に丸みがあって,今とは全く違う姿だった。何十年もかけて削られて,こんなに痩せ細ってしまったんだねぇ。これだと,あと30年もする内に,山頂部はなくなってしまうんじゃないだろうか。秩父にとって大事な産業ではあるのだろうけど,それによって町のシンボルがどんどん形を変えていくというのには,複雑な思いがあるのではないだろうか。

羊山公園を出た後,浦山ダムへ向かう。といっても,ダムを見に行くと言うよりは,ダムへ上る73号線の途中で,また猿を見られないかな,という期待があったのだけど,この日は出会えなかった。まぁ野生の生き物だしね。ダムの上はこれまた寒くて,早々に退散。この後,一路「三十槌の氷柱」へ。

「三十槌の氷柱」の左半分。一般的なイメージで言うところの,氷柱らしい下向きの三角錐がメインで,透明感がある。

「三十槌の氷柱」は,国道140号線を奥秩父方面へ20kmほど行ったところにあるらしい。途中,「道の駅あらかわ入口」の交差点を過ぎた,上下線の道が分離するところで,猿が素早く目の前を横切ってびっくり。秩父では,こんな人里近いところにも,頻繁に猿が姿を現すんだね。

やがて,140号線は新道と旧道に分岐する。右へ行くと滝沢ダム,左へ行くと二瀬ダム(秩父湖)だ。「三十槌の氷柱」へ行くには,ここを左折。さらに1kmほど進んだところに,「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」というのがあって,そこが現地である。キャンプ場の駐車場に車を駐められるようになっているが,1回500円。実は,無料駐車場も用意されていると言うことだったのだが,それが新道・旧道の別れ道から,さらに徒歩で数分のところにある大滝中学校。氷柱まで徒歩で約25分って,ちょっとねぇ...。旧道は狭くてちゃんとした歩道もないし,夜になれば真っ暗だし,あそこを歩くのは結構危険な感じだ。それに比べたら,500円払うのは全く惜しくない。

「三十槌の氷柱」の右半分。全体的に白っぽい,乳白色のガラス玉のようなイメージ。

キャンプ場の駐車場のすぐ下の川原の所に「氷柱」がある。川横の岸壁から浸み出した湧き水が,壁を伝って落ちながら,凍って出来たのがこの氷柱らしい。ちょっと見た感じは,氷瀑のようでもある。岸壁の一部分だけに出来ているのも面白い。辺りもだいぶ暗くなって,ライトアップも始まった。天然のシャンデリアのようで美しい。ライトアップは,時間によって色を変えるみたいで,それを楽しみにしている見物客も多いようだ。ただ,あまりけばけばしく人工的に色づけしてしまうと,折角の自然の造形美を損なうような気がするのだけどね。

メインの氷柱から少し離れたところに,「人工の氷柱コーナー」が設けられていた。岸壁の上から水を流して,人工的に氷柱を生成させたのだそうだ。こっちの方が,見た目は大きくて立派になってしまっているのが,ちょっと皮肉である。自然物がある側に,わざわざこんなもの作らなくてもいいのにねぇ。そういう感覚は作った側にもあるのか,こちらはライトアップされていなかった。


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